―― まほろば東京クリニックにて
先日、初めて『赤血球形状観察』という検査を受けました。
「血液検査」というと、数値で結果が返ってくるイメージですが、今回は“自分の血液の形そのものを見る”という体験です。
最初に、指先に「針」をプチッとさすのですが、それはランセットという器具で、僕は痛みを感じませんでした。
指先から血液がにじむので、その血を先生が、ガラスプレパラート(細長いカラス板)に擦り付けて、それを顕微鏡で見る感じです。
実際には、その顕微鏡から赤血球の写真がパソコンモニターに送られて来て目視できます。
針を刺して終わり、ではなかった
検査は指先からほんの少し血液を採るだけ。
その一滴を顕微鏡で拡大し、モニターに映し出してもらいました。
最初に目に飛び込んできたのは、赤血球の小さな“輪っか”の群れ。
中央が少しくぼんでいて、本当にドーナツのような形。
「これが自分の体の中で何十億個も働いているのか」と思うと、妙に感動します。
驚いたのは“形のばらつき”
担当の先生が説明してくれたのですが、健康な赤血球は整った円盤型。
ところが私の赤血球の中には、
- ちょっと歪んでいるもの
- つぶれてペタンと潰れているもの
- 周りにトゲのようなギザギザがついたもの
が混じっていました。
先生いわく、ストレスや食生活の乱れ、酸化ストレスなどで赤血球の形は簡単に崩れるそうです。
「形が悪い赤血球は、毛細血管を通りにくくなるので、酸素がうまく運べなくなるんですよ」と聞いて、背筋がゾッとしました。
生活へのフィードバック
結果を見ながら、
- 水分の摂り方
- 食事のバランス(特に抗酸化食品)
- 適度な運動
- 睡眠の質
などのアドバイスをもらいました。
単なる「数値」ではなく、“自分の血液のリアルな姿”を見せられると、説得力がまるで違います。
受けてみた感想
正直、“形を見るだけで何が分かるの?”と思っていたのですが、
- 血液の流れやすさ
- 酸素の運ばれ方
- 自分の体が置かれているストレス状態
を、視覚的に理解できるのはとても新鮮でした。
何より、「この赤血球を元気にしたい!」と思えるのが面白い。
検査を受けてから、俄然と生活改善に取り組めています。


