健康になる旅(2)赤血球形状観察を受けてみた話

ヘルスブースター

―― まほろば東京クリニックにて

先日、初めて『赤血球形状観察』という検査を受けました。
「血液検査」というと、数値で結果が返ってくるイメージですが、今回は“自分の血液の形そのものを見る”という体験です。

最初に、指先に「針」をプチッとさすのですが、それはランセットという器具で、僕は痛みを感じませんでした。
指先から血液がにじむので、その血を先生が、ガラスプレパラート(細長いカラス板)に擦り付けて、それを顕微鏡で見る感じです。
実際には、その顕微鏡から赤血球の写真がパソコンモニターに送られて来て目視できます。

針を刺して終わり、ではなかった

検査は指先からほんの少し血液を採るだけ。
その一滴を顕微鏡で拡大し、モニターに映し出してもらいました。

最初に目に飛び込んできたのは、赤血球の小さな“輪っか”の群れ。
中央が少しくぼんでいて、本当にドーナツのような形。
「これが自分の体の中で何十億個も働いているのか」と思うと、妙に感動します。

驚いたのは“形のばらつき”
担当の先生が説明してくれたのですが、健康な赤血球は整った円盤型。
ところが私の赤血球の中には、

  • ちょっと歪んでいるもの
  • つぶれてペタンと潰れているもの
  • 周りにトゲのようなギザギザがついたもの

が混じっていました。

先生いわく、ストレスや食生活の乱れ、酸化ストレスなどで赤血球の形は簡単に崩れるそうです。
「形が悪い赤血球は、毛細血管を通りにくくなるので、酸素がうまく運べなくなるんですよ」と聞いて、背筋がゾッとしました。

生活へのフィードバック

結果を見ながら、

  • 水分の摂り方
  • 食事のバランス(特に抗酸化食品)
  • 適度な運動
  • 睡眠の質

などのアドバイスをもらいました。
単なる「数値」ではなく、“自分の血液のリアルな姿”を見せられると、説得力がまるで違います。

受けてみた感想

正直、“形を見るだけで何が分かるの?”と思っていたのですが、

  • 血液の流れやすさ
  • 酸素の運ばれ方
  • 自分の体が置かれているストレス状態

を、視覚的に理解できるのはとても新鮮でした。

何より、「この赤血球を元気にしたい!」と思えるのが面白い。
検査を受けてから、俄然と生活改善に取り組めています。

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